家庭菜園初心者・簡単野菜作り

オクラの育て方・栽培方法

開花から収穫までの楽しみが続きます。


オクラ・写真1
オクラ・写真2
オクラ・写真3

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栽培上のポイント

●熱帯性の為、種まきは気温が安定してから行う

●種は一晩水につけてからまく

●根が直根なので肥沃地で選ぶ

オクラの特性

アフリカ北東部原産で、大きな黄花を見ればわかるとおりハイビスカスの仲間です。緑色のさやごと食べますが、内部のぬめりに、胃壁を守りタンパク質の消化吸収を助けるムチンと、コレステロール値を下げる食物繊維ペクチンが含まれることから、健康食品として注目されています。

オクラの品種

極早生種の「アーリーファイブ」、早生種「ピークファイブ」「ベターファイブ」など、断面が五角の品種が出回ります。

オクラの栽培方法

寒さに弱く、地温が20度以下では発芽しません。暖かくなって気温が安定するまで、ポリポットで育てます。種はかたいので、一晩水につけて発芽しやすくしておきます。

遅霜の心配がなくなるゴールデンウイークのころ、じかまきか3号ポットに2~3粒まきます。ポットごとビニールでおおって、日当たりのよい場所に置きます。発芽後もビニールトンネルなど暖かい場所で、本葉2~3枚まで育てます。

土質は選びませんが、長く収穫が続くので元肥は多くします。堆肥や腐葉土を1株あたり1~2kg施し、よく耕しておきます。ポリマルチで地温を上げておくのがよいでしょう。

1週間後、50cm間隔でポット苗を植えつけます。間引きはしません。

開花が始まるのを目安に月2回、収穫が終わるまで化成肥料を12mあたり1握り施します。肥料切れにならないよう注意します。

オクラの収穫

種まきから2カ月、6月下旬ごろから開花が始まります。花は早朝に咲いて夕方にはしぼみ、3~4日もすると4cmほどのさやができています。これを朝のうちに摘みとり収穫します。収穫が遅れるとかたくなってしまうので、注意します。食べるときに外側のこまかい毛が気になるなら、塩をすり込むようにして洗います。ここまで間引かずに育てていますが、最初の収穫をしたら、1カ所に元気のよい1~2株を残してほかを切りとります。また、さやより下に出ている葉も、かきとっておきます。

オクラの病害虫

アブラムシがつく程度です。見つけしだい、とり除きます。

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