家庭菜園初心者・簡単野菜作り

おいしい野菜作り

自分が作る野菜なら安心して食べられる。

作りやすい野菜

オクラ、二ガウリ、インゲン、エンドウ、ソラマメ、サツマイモ、ダイコン、ショウガ、タマネギ、コマツナ、シソ

手間はかかるが作れる野菜

ナス、トウガラシ、キュウリ、ニンジン、レタス、キャベツ、ネギ、ミツバ

技術が必要な野菜

トマト、スイカ、メロン、ホウレンソウ、セロリ

低温性(生育適温10~18℃)

かなりの寒さに耐える

イチゴ、エンドウ、ソラマメ、ダイコン、カブ、ニンジン、ハクサイ、キャベツ、つけ菜、ホウレンソウ、キョウナ、コマツナ、タマネギ、ネギ、ラッキョウ

強い寒さには弱い

ジャガイモ、葉ネギ、カリフラワー、ブロッコリー、セロリ、パセリ、レタス、シュンギク、ミツバ、ニンニク、ワケギ

高温性(生育適温18~25℃)

25度以上の暑さには弱い

トマト、スイートコーン、キュウリ、カボチャ、メロン、スイカ、インゲン、ゴボウ、アスパラガス

25度以上の暑さに耐える

ナス、ピーマン、トウガラシ、オクラ、シロウリ、二ガウリ、ヘチマ、エダマメ、サツマイモ、サトイモ、ショウガ、シソ、ニラ、ツルムラサキ

安全でおいしい野菜を作る為に

安心して食べられる、おいしい野菜の人気が高まっています。最近は多少、見た目が悪く価格が高くても、自然の肥料を使ったり、農薬をできるだけ使わずにつくった野菜が好まれています。そして、自分の食べるものは自分が安心できるやり方で作りたい、と考える人が増えてきました。庭に畑のスペースを作る、自治体の貸し菜園を利用するなど、野菜作りは自分のスタイルに合わせて楽しむことができます。作り方もさまざまです。このサイトでは、趣味で野菜作りを楽しみたい人が、収穫の喜びを味わえる方法を紹介しています。現在、手に入る野菜の品種は、高品質のものをさまざまな時期に大量に収穫できるように改良された末、環境をととのえ適期に栽培しないと病気や害虫に弱く、肥料をたくさん必要とするものが多くなっています。なので、化成肥料や農薬をまったく使わずに野菜をつくることは、実際はかなりむずかしいのです。完全無農薬無肥料にしたら収穫できなかった、では大変です。また、たとえ小さな菜園でも、無農薬有機栽培は手間がかかる為、野菜づくりに億劫になりがちです。できる範囲で農薬を減らし、自然の肥料を主体に使った野菜づくりで、収穫を目標に野菜づくりを始めましょう。

最初は病害虫に強く、生育期間が短い野菜を作る

おいしい野菜作り
どんなに条件がよくても、害虫がつきやすかったり、芽が出にくい、肥料をたくさん必要とする性質の野菜は、どうしても肥料や農薬に頼らなければならないところがあります。それなら最初は、あまり病害虫が発生せず、やせ地でもよく育ち、放任してもある程度の収穫が上がる野菜を選び、施肥や薬剤散布を工夫しながら栽培することをおすすめします。また、生育期間が長ければ、それだけトラブルが起きやすく、肥料も大量に必要になります。じっくり育てる果菜よりは、すぐに収穫できる葉菜、晩生種よりは早生種といったように、栽培期間が短いものを選ぶのが栽培成功のコツです。野菜栽培に自信がつき、慣れたところで、経験を生かしてほかの野菜に挑戦すれば、成功する率も高まります。

育てる環境や時期に合った野菜を選ぶ

質のよいタネや苗を手に入れることは重要ですが、家族が食べる分をつくると考えれば、そんなにたくさん収穫する必要はありません。少し貧弱な苗や芽でも、環境がよければそれなりに育って収穫ができます。首のよしあしも大切ですが、育てる環境や時期に合った野菜を選ぶほうが重要です。野菜の原産地を知ると、どんな日当たり、土の性質、気温(地温)が好ましいのか、おおまかなことがわかります。熱帯原産の野菜を冬に育てるのは困難ですが、夏なら順調に成長するでしょう。高原で夏も涼しいなら、冷涼な気候を好むレタスなどを選ぶと育てやすくなります。逆に、成長に合わない環境で無理につくろうとすると、どうしても薬剤や効きめの強い肥料を利用しなければなりません。

土地に根づいた品種なら、環境に合う

一地域でしかつくられない野菜もあれば、世界中に普及している野菜もあります。環境に順応しながら、文字どおりその土地に根づいた品種を選べば、ぐっと育てやすくなります。個体変異の大きな野菜は、各地に地元の特産品種があります。ナスやつけ菜類などは、土地の名前がついた品種が多く出ています。

病害虫を減らし、薬剤散布を減らす工夫を

人間が食べておいしい野菜は、虫にとってもおいしい野菜です。しかし、元気に育った野菜なら、多少虫に食われても、たくましく成長して収穫を迎えられます。かえって虫のまったくいない畑、虫食いのまったくない株のほうが不自然です。しかし、大量に害虫が発生したり、伝染する病気が発生しては、いくら環境がよくても収穫には至りません。病害虫の発生を抑えることは、農薬の使用を減らす第一歩ですが、そのためにはいろいろな方法があります。仕方なく薬剤を使うとしても、自然の素材からつくられたものが市販されていますし、自分でつくることもできます。自分の栽培条件に合った方法を見つけ、負担にならないやり方をしましょう。

肥料の性質をうまく組み合わせて利用する

一般に、化学的に合成された肥料は効果が強く、速効性もあります。施肥をするとすぐに見た目に変化が現れるので、つい化成肥料を使いがちですが、効果が強いということは、それだけ危険も大きいと考えられます。自然素材からつくる有横質肥料は速効性こそ見られませんが、安心して使えます。生育が順調なら速効性や強い効果は不要です。肥料の性質をうまく組み合わせて利用すると、化成肥科に頼ることなく生育を促すことが可能です。