家庭菜園初心者・簡単野菜作り

タマネギの育て方・栽培方法

動脈硬化予防効果が見直されている野菜です。


タマネギ・写真1
赤タマネギ・写真2
タマネギ・写真3

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栽培上のポイント

●地方に適した品種を選ぶ

●品種ごとの種まき時期を守る

●植えつけ時に苗の大きさをそろえる

タマネギの特性

西アジア原産の古代から食べられている野菜です。茎のつけ根が肥大して球状になった部分を食べますが、葉も食べられます。辛みの成分チオスルフィネートに血液をさらさらにする効果、甘みのもとのオリゴ糖に整腸作用があることで注目されています。

タマネギの品種

「貝塚早生」「早どり黄」など早生種もありますが、貯蔵がきく中晩生種が多く、「泉州中生」「ターザン」「OP黄」「もみじ3号」など非常に豊富です。早生種は中晩生種より偏平です。また、生食に向く赤タマネギ「湘南レッド」「狸々赤」もよく作られます。

タマネギの栽培方法

冷涼な気候を好み、20度前後で茎葉が生育して15~25度で日が長くなるとつけ根が肥大します。13度以下の低温にあうと花芽分化し、長日・高温下でとう立ちします。

時期は、品種や地域によって異なりますが、秋まきは9月に入ったら早生種、中生種、晩生種の順にタネまき適期になります。畑土と堆肥を半々にまぜたまき床に、8cm間隔で溝をつけてすじまきにします。種が重ならないように注意し、薄く覆土して水やりをしたら、湿った新聞紙などで発芽までおおいます。子葉が開いてから間引き始め、3cm間隔にしたら、50~55日で長さ20~25cm、茎の太さ6~7mの苗に育てます。市販の苗を入手して植えつけてもよいでしょう。

あらかじめ苦土石灰を1㎡振りまき、よく排しておきます。溝を掘って1㎡あたり堆肥バケツ1杯と化成肥料を2握り施して埋め戻し、幅60cmのベッド畝を作ります。ポリマルチもよい方法です。

条間20~25cm、株間15cmで苗を差し込み、根が見えなくなる程度に植えます。

冬越し 植えつけ後5日と3月上旬に、化成肥料を1㎡あたり1握り施して土寄せします。マルチングしていない場合は、初霜の前に全面に切りわらを敷きます。

タマネギの収穫

4~5月は、葉タマネギとして抜きとり収穫できます。5~6月になり茎葉が8割倒れたところで、晴れた日に抜きとり収穫し、そのまま半日ほどおいて乾かします。つり下げておけば保存もできます。

タマネギの病害虫

害虫は少ないほうで、あまり心配はいりませんが、過湿はべと病を起こします。

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