家庭菜園初心者・簡単野菜作り

ホウレンソウの育て方・栽培方法

夏・秋まきなら長く収穫が続けられます。


ホウレンソウ・写真1
ホウレンソウ・写真2
ホウレンソウ・写真3

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栽培上のポイント

●苦土石灰で必ず土を中和しておく

●発芽と成長をそろえるようにする

●間引きをして葉を大きく広げさせる

ホウレンソウの特性

西アジアの寒冷地が原産で、氷点下にも強いですが、25度以上の暑さには耐えられません。夏をはずして栽培する春まき、秋まきにします。ビタミンや鉄分の多い野菜として、日本の食卓に定着しています。

ホウレンソウの品種

日本種と西洋種の交雑種がほとんどで、いずれも強健で収穫が多いのが特徴です。それらの多くは耐病性、特にべと病に抵抗が強い品種に作られています。作りやすい秋ま
きでは「アトラス」「オーライ」「次郎丸」「まほろば」などです。春・夏まきでは「おかめ」「パ
レード」「晩抽バルク」「プリウス」「アクティブ」「サンライト」などがよいでしょう。

ホウレンソウの栽培方法

冷涼な気候を好み、発芽、生育適温は15~20度です。日が長くなると、とう立ちするので、特に春まきは適した品種を選びます。

春まきは3~4月、夏まきは7~8月、秋まきは9~10月になります。高温だと発芽率が落ちるので、夏まきは一晩水につけた種を広げ、芽出しさせます。

酸性土に特に弱いので、消石灰か苦土石灰を1㎡あたり3振り施してよく耕します。元肥は1㎡あたり堆肥バケツ1杯、化成肥料2握り施して、併cm幅のベッド畝を作ります。

10cm間隔ですじまきします。種がぶつからないようにまいたら、薄く覆土して押さえ、たっぷり水やりして、発芽まで乾かさないように管理します。3~7日で発芽します。

本葉1~2枚と本葉3~4枚のころ、間引きをして株間10cmにします。

2回目の間引き後、列の間に化成肥料や草木灰を少量まき、中耕、土寄せをします。霜がおりるようになったら、北側に笹やよしずで風よけを立てます。

ホウレンソウの収穫

葉が5~6枚になったら、葉がぶつかっているところを間引くように切りとり収穫します。春まきはとう立ちしやすいので、茎が立ち上がり始めたら切りとります。

ホウレンソウの病害虫

べと病や立ち枯れ病対策は、耐病性のある品種を選ぶことが第一です。有機質肥料が多いと害虫も増えるので、被害が大きいようなら肥料を控え、土を厚くかぶせます。ポリマルチも効果的な方法です。

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