園芸植物病害虫図鑑

アオムシ(モンシロチョウ)

アブラナ科の植物を食害する、モンシロチョウの幼虫です。


アオムシ(卵)・写真1
アオムシ(害虫)・写真2
アオムシ(キャベツ被害)・写真3

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アオムシの症状の特徴

モンシロチョウの幼虫で葉を食害する

モンシロチョウの幼虫で、緑色をした細かい毛がうっすらと生えた小さなイモムシです。葉上を移動しながら葉を食害して穴をあけ、多く発生すると葉をすっかり食べて葉脈だけにしてしまいます。春~秋までの間に数回発生しますが、5~6月がもっとも多く、夏には少し数を減らし、また秋に多くなってきます。暖地では3月頃から発生し、冷涼な地域ほど発生が遅くなります。

アオムシの対策

小規模な栽培では見つけて捕殺

プランター栽培や、規模の小さな家庭菜園などでは、薬剤を使わずに、葉の裏にいる幼虫を見つけたら捕殺します。スミチオンやスミチオンを含む薬剤はアブラナ科の植物には薬害が発生するので注意しましょう。

アオムシの予防法

成虫を見つけたら要注意

モンシロチョウが飛んでいる直後に幼虫の発生が多いため、成虫が飛んでいるのを見つけたら、卵が産みつけられていないか、幼虫が発生していないか、しっかりとチェックしましょう。寒冷紗などで覆って産卵を防ぐと被害がなくなります。

アオムシの被害の多い植物

●カブ
●カリフラワー
●キャベツ
●ツケナ類
●ハクサイ
●ブロッコリー
●ダイコン
●ハボタンなどのアブラナ科植物


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