カリフラワー・ブロッコリーの育て方・栽培方法
花蕾を食べますが、茎はさらに栄養豊富です。
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●収穫に合わせ品種とまきどきを選ぶ
●肥料をしっかり施し、肥料切れさせない
●葉を十分に広げて養分を作らせる
カリフラワー・ブロッコリーの特性
カリフラワーはブロッコリーを改良したものと考えられ、ともにヨーロッパ原産で、茎の先端の花蕾を食べます。ブロッコリーは側蕾も食べられ、ビタミン、ミネラル類が特に豊富な健康野菜として人気が出ています。カリフラワーのほうがビタミン含有量は少ないものの、ゆでたときの損失量は少ないです。
カリフラワーの品種
早生種「スノークラウン」がよく作られますが、「福寿」や極早生種「白秋」、中生種の「ブライダル」も人気です。
ブロッコリーの品種
早生種の「ピクセル」「海嶺」、中生種は「ハイツ」「グリーンパラソル」、中晩生種は「エンデバー」「グリーンベール」などがあります。
カリフラワー・ブロッコリーの栽培方法
肥料をよく吸収して20度前後で生育し、寒くなると花蕾がつきます。
7月中旬ごろ種を箱まきしたら、本葉2枚で移植床に植えます。様子を見て液体肥料を追肥し、30~40日育てて本葉5~6枚にします。ポリポットで育ててもよいでしょう。
早生種は畝幅70cmで株間30~35cm、中晩生種は畝幅80cmで株間40~45cmに、やや深植えにします。水はけのよい場所を選びますが、長く育てる中晩生種は、より肥沃な重い土のほうがよく育ちます。
植えつけて1週間後に1回目の追肥として株間に軽く1振りの化成肥料を施し、軽く中耕して土を寄せます。2回目は、その20日ほどあとに畝肩に施します。
一定の大きさの苗が一定の低温にあうと花芽分化が起こり、やがて花蕾が出てきますが、大きさや温度は品種によって大きく異なります。早生種なら10月から収穫可能です。
カリフラワーは花蕾が鶏卵大になったら、外葉で花菅を隠すように包んでひもで止め、日に当てないようにします。霜よけや害虫防除にもなります。
カリフラワー・ブロッコリーの収穫
花蕾の直径が12~15cmになったら、栄養の多い茎も10cmくらいつけて切りとり収穫します。ブロッコリーは腋芽の花菅が肥大してくるので、それも随時収穫できます。
カリフラワー・ブロッコリーの病害虫
病害虫はアブラムシヤアオムシ類の防除に注意します。高温多湿では苗立ち枯れ病や
軟腐病、肥料切れになるとべと病が出やすくなるので注意が必要です。