家庭菜園初心者・簡単野菜作り

生姜の育て方・栽培方法

水切れに注意して根を太らせます。


生姜・写真1
生姜・写真2
生姜・写真3

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栽培上のポイント

●連作を避け、3~4年はあける

●芽出しをいた種生姜を浅植えする

●乾燥しないよう敷きわらをする

生姜の特性

アジア熱帯域原産で辛み成分に殺菌作用があり、料理の香辛料として、また、漢方薬では胃腸の疾患に用いられます。根茎が利用される根生姜としては7~11月に出回る新生姜と、植えつけた種生姜もひね生姜に利用できます。葉生姜としては谷中生姜などの軟化栽培した筆生姜があり、生食や酢漬けでおなじみです。

生姜の品種

最も普通の中生姜は、500g前後で「三州」「らくだ」などがあります。これより大きな大生姜に「近江」、小生姜では「谷中」「金時」などがあります。

生姜の栽培方法

種生姜を植えつけ、用途に合わせて収穫します。乾燥と過湿に注意します。

健全な種生姜を入手し、3芽つけて60gくらいに切り分けます。発芽温度が高いので、箱や鉢に腐葉土7、赤土3の用土を入れ、種生姜を隠すように覆土(3~5cm)をして暖かい場所で、1カ月ほど発芽を待ちます。

前作から3~4年あけ、水はけ、水もちのよい肥沃な場所をよく耕します。植えつけ2週間前までに苦土石灰をまいてすき込みます。種生姜は芽が5~6葉になるまで生育するのに必要な養分を蓄えているので、1週間前に元肥として堆肥と軽く化成肥料を施し、間土をします。

30cm間隔で種生姜を置き、芽が頭を出すぐらいに土を埋め戻します。深植えしないように注意します。

最初の追肥は主茎が5~6菜の時に行います。以後、2週間隔で株の両サイドに1㎡あたり2~3握りの化成肥料を追肥、中耕、土寄せを計3回行います。梅雨明け後、乾燥を抑える敷きわらをします。

生姜の収穫

夏から根元が赤くなったところを、葉生姜として収穫できます。そのまま乗が黄色くなるまで板を肥大させると、新ショウガが収穫できます。遅くとも、霜がおりる前に収穫を終わらせます。

生姜の病害虫

夏に葉が黄色くなるのは、水切れが原因のことが多いので水やりをしてみます。連作障害の場合はあっという間に立ち枯れしてしまいます。害虫ではアワノメイガやネキリムシの防除をします。

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