家庭菜園初心者・簡単野菜作り

ニラの育て方・栽培方法

何度も収穫、古くなったら株を更新します。


ニラ・写真1
ニラ・写真2
ニラ・写真3

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栽培上のポイント

●苦土石灰であらかじめ酸性土を中和しておく

●苗を植えつける方が簡単

●植えつけの3年後には株分けで更新する

ニラの特性

インド、中国原産。非常に強健なので場所を選ばずつくれ、何度も刈りとり収穫できます。葉ニラのほか、とう立ちさせて茎とつぼみを食べる花ニラ、軟化栽培した黄ニラもあります。黄ニラは手間がかかるため高級食材として扱われます。ニラはカロチンが豊富で、ビタミンB1の吸収を促進するアリシンを含むため、スタミナ野菜として食べられます。

ニラの品種

幅広ニラの品種が多く、「スーパーグリーンベルト」「ワイドグリーン」「たいりょう」などがあります。花ニラは「テンダーポール」といいます。

ニラの栽培方法

一度植えると、暑さや寒さで地上部が枯れたように見えても、季節が変わると葉が伸び、株が増えていきます。これを株分けしたものを植えつけるのが簡単です。

植えつけ2週間前に、苦土石灰を1㎡あたり2握りまいて耕しておきます。1週間前に、クワ幅で深さ15cmの植え溝を2本掘り、12mあたり堆肥バケツ2杯、化成肥料2握りの元肥を施し、間土をします。溝間は50~60cmにします。

6月中旬~7月上旬、苗を4~5本ずつ、20cm間隔に2条植えます。

1年目は収穫しないで株を大きくします。化成肥料を株元にばらまき、軽く中耕して土寄せします。花茎は早めに摘みとり、すべての養分が成長にまわるようにします。霜がおりるようになったら、敷きわらなどをします。2年目以降、収穫のたびにお礼肥として化成肥料を施して土寄せします。

3年も収穫すると株が弱ってくるので、秋に株分けをして植えなおします。

春まきが簡単です。彼岸のころ、畑土に腐葉土をまぜて箱まきし5月上旬ごろまで保温して育てます。発芽1カ月後から月1回、化成肥料を追肥としてばらまき、3カ月ほど育てて植えつけます。

ニラの収穫

植えつけ2年目から、新葉が20cmになったら、地ぎわで刈りとり収穫します。2~3cm残しておけば、1カ月もしないうちに次の葉が伸び、収穫が繰り返せます。花ニラは、つぼみが開く前、薄皮がついている間に茎を5cmほど残して切りとり収穫します。

ニラの病害虫

アブラムシを防除し、過湿によるべと病やさび病の発生を抑えます。

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