家庭菜園初心者・簡単野菜作り

シュンギクの育て方・栽培方法

秋まきが作りやすいです。


シュンギク・写真1
シュンギク・写真2
シュンギク・写真3

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栽培上のポイント

●収穫を続けるのなら株立ちしない品種を選ぶ

●土作りが根を作る

●酸性土は中和する

シュンギクの特性

名前のとおり、春にとう立ちしてキクのような花を咲かせるので、秋まきにしたほうが長く収穫できます。関西ではキクナと呼ばれます。寒さには強いですが、ホウレンソウやコマツナほどではないので、冬は霜よけや風よけが必要です。

シュンギクの品種

主流は中葉種の摘みとり収穫です。これに向くのは、「きわめ中葉」「さとあきら」などです。「株張り中葉」など株元からたくさん芽が伸びるタイプは摘みとりには向かず、一度に切りとり収穫になります。

シュンギクの栽培方法

品種改良が進み、周年種まきが可能ですが、発芽・生育適温が15~20度と涼しい気候
を好むので、秋まきか春まきが適します。日が長くなるととう立ちが始まるので、春まきは早く大きく育て、収穫します。

酸性土を嫌うので、種まきの2週間前に、1㎡あたり2握りの苦土石灰をまいて耕しておきます。幅60mの畝にクワ幅で深さ15cmのまき溝を掘り、1㎡につき堆肥バケツ1杯、化成肥料2握りを施し、2~3cmの間士をします。たくさんまくなら元肥を全面施肥し、30~100cm幅のベッド畝にします。

秋まきは9月、春まきは3月。まき溝に重ならないようばらまきします。ベッド畝は15cm間隔のまき溝に、すじまきにします。種を隠す程度に覆土して押さえ、水やりをして発芽まで乾かさずに管理。晩秋や早春は地温を上げるため、ビニールなどでマルチングして発芽を待ちます。

1週間ほどで発芽したら、本葉1~2枚から間引きを始め、本葉4~5枚で株間5~6cmにします。まき溝のサイドに沿って化成肥料などを追肥し、中耕、土寄せをします。冬は敷きわらもします。

市販の野菜用土で、2条にすじまきします。

シュンギクの収穫

株間10~15cmになるよう、間引き収穫します。草丈20cmになったら、本葉4~5枚を残
して摘芯するように収穫し、腋芽を育てながら摘みとり収穫します。春まきは種まき後1カ月で、切りとり収穫します。

シュンギクの病害虫

被害は少ないほうで、秋まきはヨトウムシやネキリムシ、春まきはアブラムシやスリップスを防除する程度です。

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