花図鑑

シクラメン

優美な姿で冬を彩る鉢花の女王です。

シクラメン・写真1
シクラメン・写真2
シクラメン・写真3

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栽培カレンダー・シクラメン
■冬の鉢花として人気が高い
■過度の湿気や乾燥に弱い
栽培上のポイント

冬は日あたりのよい室内で管理
夏は水やりを控えめに


学 名

Cyclamen persicum

英 名

Cyclamen

難易度

普通に育てられる

原 産

地中海沿岸

分 類

サクラソウ科/二年草・球根植物

別 名

ブタノマンジュウ、カガリビバナ

草 丈

20~40cm

環 境

半日陰の涼しい場所

増やし方

種まき

花言葉

清純、内気な恋

名前の由来

ギリシャ語の「円」に由来。塊根の形から呼ばれています。

シクラメンの特徴

斑入りの某の間から長い花茎を伸ばし、色鮮やかな花を咲かせます。冬の鉢花としてギフト用にも人気があります。園芸品種も多く、大輪系の普通種、短期間で開花する一代交配種、矮性種のミニシクラメンなど、さまざまな系統があります。

シクラメンの株選び

開花鉢を育てる

開花鉢の出回る11~1月に鉢植えを購入し、育てます。葉がよく茂り、花にしみがない株を選びましょう。

シクラメンの置き場所

署すぎず寒すぎない場所

生育適温は15~20度なので、12~4月は日あたりのよい室内の窓辺などで管理します。ただし窓辺は夜間になると温度が下がるため、夜間は部屋の奥に移動させます。花後の5月以降は、直射日光のあたらない場所で管理します。室内ならばやわららかい光があたる場所で管理します。

シクラメンの水やり

冬は表面の土が乾く前に

暖房の効いた室内で管理する12~4月は、表面の土が乾く前に水やりをします。ただし、葉や花、球根には水がかからないようにします。夏は水やりを控えます。

シクラメンの花後の管理

花茎ごと引き抜く

花が咲き終わったら花茎ごと引き抜きます。株元が湿っていると病原菌が侵入しやすいので、必ず株元が乾燥しているときに行います。

シクラメンの肥料

開花中は月に2回液肥を

開花期間は月に2回の割合で液肥を施します。

冬に室内でしおれた場合

乾燥に弱いので、暖房の風が直接あたるような場所は避けます。しおれてきたら株全体を新聞紙で包んで底面吸水させましょう。

シクラメンの豆知識

シクラメンの園芸品種の分類法

シクラメンの園芸品種にはいくつかの分類法があります。育種方法による分類では、一般の園芸品種である固定種と、F1種とよばれる一代雑種とに分類されます。咲き方では一重咲きと八重咲きに、花姿では大輸系と小輪系に分けられます。大輪系の普通品種は19世紀後半以降イギリスやドイツで育種され、くサーモン・スカーレット〉やくピュア・ホワイトなどが現在でもよく栽培されています。また、一代雑種の八重咲き種では、1960年に日本で発表された〈オール・ダブル〉がよく知られています。


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