パンジー/ビオラ
花の少ない秋から春に咲き誇ります。
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■大きさや花色も豊富
● 水やりは控えめに
● 冬は霧よけや敷きわらなどで寒さから守る
学 名 | viola/wittrockiana |
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英 名 | garaden pansy、heartsease |
難易度 | 初心者でも育てやすい |
原 産 | ヨーロッパ、西アジア |
分 類 | スミレ科/一年草 |
別 名 | サンシキスミレ(和名) |
草 丈 | 10~25cm |
環 境 | 日あたりのよい涼しい場所 |
増やし方 | 種まき |
花言葉 | 思想 |
名前の由来 | フランス語のpense'e(思い、考える)から呼ばれています。 |
パンジー/ビオラの特徴
品種改良によって多くの花色が作り出されています。大きさも豊富で、花径12センチのマジェスティックジャイアント系、8センチのインペリアル系、4センチのクリスタル系などがあります。ビオラはパンジーよりも野生種に近い品種で、小型で花つきがよく、雨に濡れても傷みが少ないのが特徴です。
パンジー/ビオラの種まき
乾燥に気を付けて管理する
7~9月に種まき用の培養土やビート板にばらまきし、軽く土をかけます。種まき後は新聞紙で覆い、乾燥させないようにして涼しい日陰で1週間ほど底面吸水させます。発芽したら新聞紙を取って日光にあて、本葉が2~3枚開いたところで、3号鉢に1株ずつ植えします。
パンジー/ビオラの植えつけ
日なたに定植
適期は3月と11月で本葉が5~6枚ほどに育ったら、ひとまわり大きな鉢にひと株ずつ植えつけます。庭植えでは、日あたりのよい場所を選び、堆肥をたっぷりと施して植えつけます。庭植えの場合は日あたりと水はけのよい場所に、1㎥あたり堆肥10リットルと緩効性化成肥料50~100gを施してよく耕し、15~20cm間隔で植えつけます。
パンジー/ビオラの肥料
開花中に液肥を施す
開花中、月に2回1000倍に薄めた液肥か化成肥料ひとつまみを施します。
パンジー/ビオラの花がら摘み
こまめに花がらを摘む
咲き終わった花をそのままにしておくと花つきが悪くなるので、花がらはこまめに摘み取ります。
草丈ばかり伸びて花があまり咲かない場合
苗が小さなうちから肥料や水を与えすぎる、あるいは移植や定植後に日光が不足すると徒長してしまうので注意しましょう。
パンジー/ビオラの豆知識
もともとはヨーロッパの原野に咲いていた
パンジーはヨーロッパの原野に自生していたスミレの一種を品種改良したものです。品種改良は19世紀初頭から始められ、19世紀未には現在栽培されている品種の基本的なものはほとんど作り出されていたといわれます。日本には江戸時代末期にオランダ船によって持ち込まれたとされ、当時は胡蝶菫(こちょうすみれ)、遊蝶花(ゆうちょうか)などと呼ばれていたようです。