花図鑑

ストック

赤やピンクの花穂が冬をゴージャスに彩ります。

ストック・写真1
ストック・写真2
ストック・写真3

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栽培カレンダー・ストック
■花色のバリエーションが豊富
■開花期間が長い
栽培上のポイント

水やりは土の表面が乾いてから
冬は霜よけをする


学 名

Matthiola incana

英 名

stock

難易度

普通に育てられる

原 産

南ヨーロッパ

分 類

アブラナ科/一年草

別 名

アラセイトウ

草 丈

30cm

環 境

日あたりと水はけのよい場所

増やし方

種まき

花言葉

永遠の愛

名前の由来

属名のマッティオラはイタリアの医師・植物学者のマッティオーリに由来します。

ストックの特徴

ストックの園芸品種は数多く、枝がまっすぐに伸びるノンブランチング系と、よく分枝するブランチング系とに大別されます。ノンブランチング系は花穂が長く、草丈が60~80センチと高性、ブランチング系は草丈15~20センチの矮性種から、50~70センチの高性種まであります。

ストックの種まき

育苗箱ならすじまきに

8月下旬~9月上旬が適期。寒冷地では3~4月ごろでも可能です。ビート板または育苗箱に種子をまきます。育苗箱の場合、ピートモスと赤玉土小粒、バーミキュライトを同量ずつ入れて混ぜ、すじまきにします。発芽したら間引きします。

ストックの定植

日あたりと水はけのよい場所で

本葉が2~3枚になったら、5号鉢に1~2株をめやすに植えつけます。日あたりと水はけのよい場所で管理します。庭植えの場合は本葉が4~5枚になったら3号鉢に鉢上げし、7~8枚で日あたりのよい場所に定植します。なお、寒さに弱いので、鉢植え、庭植えとも、冬はマルチングをします。

ストックの水やり

土の表面が乾いてから

土の表面が乾いたらたっぷり水やりします。夕方から水やりすると茎がひょろひょろと育ちすぎるので、夕方からの水やりはひかえます。

ストックの肥料

開花期間中に施す

開花期間中は、化成肥料を月1回、または液肥を10日に1回施します。

定植したばかりで苗が枯れた場合

生育初期に立ち枯れ病が発生しやすいので、ダコニール1000を散布して予防します。発生したら根ごと抜き取って土を消毒します。

ストックの豆知識

一重咲きの種子をまいて八重咲きを育てる

もともとストックの原種は一重咲きで枝が分枝します。八重咲きは16世紀ごろに現れ、また、ノンブランチング系は1920年代にアメリカで育成されました。八重咲きは結実しないため、一重咲きから採取した種子から八重咲きの個体を育てます。種子をまいたあと、子葉が開いた時点で、八重咲きかどうかの判定をします。一般に八重咲き個体の子葉は幅が大きく、葉色が薄いという傾向があります。


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