
ダリア
初夏から秋まで鮮やかな花色が楽しめます。
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■日あたりと水はけのよい場所を好む

● 水やりは表面の土が乾いてから
● 花後、2~3節残して切り、わき芽を増やす
学 名 | Dahlia |
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英 名 | dahlia |
難易度 | 普通に育てられる |
原 産 | アメリカ(中米) |
分 類 | キク科/球根植物 |
別 名 | テンジクボタン |
草 丈 | 30~50cm |
環 境 | 十分に日のあたる屋外 |
増やし方 | 種まき、分球、挿し芽 |
花言葉 | 華やかな恋 |
名前の由来 | スウェーデンの植物学者ダールの名にちなみます。 |
ダリアの特徴
初夏から秋にかけて鮮やかな花を咲かせる球根植物です。花の大きざや花色、花形が変化に富んでいます。
ダリアの植えつけ
鉢の中央にくるように
4~5月ごろ、傷のない大きな球根を選んで植えつけます。10号鉢に1球ずつを目安に、球根の芽が鉢の中心にくるように植えつけます。大輪種には支柱をそえます。庭植えの場合、大輪種は60センチ、中輪種は50センチ、小輪種は40センチはどの間隔をあけて植えつけます。発芽後、茎に付いた芽は、大輪種は元気のよい芽を1個、中小輪種は2個残して取り除きます。
ダリアの水やり
表面の土が乾いてから
日あたりのよい場所で管理し、表面の土が乾いてからたっぷり水やりをします。
ダリアの開花前の管理
上部の芽を摘み取る
茎が伸びてきたら、下から4枚目の葉より上にある芽はすべて芯を摘み取ります。
ダリアの切り戻し
2~3節を残して切る
花が終わったら、下から2~3節残して切ると、わき芽が伸びて秋に再び花が咲きます。
ダリアの肥料
開花中は10日に1回液肥を
生育期間中は月に1回、開花期間中は、10日に1回液肥をやります。
ダリアの掘り上げ
霜をあてないよう保管
適期は日月。球根を堀り上げ、土がついた状態で霜のあたらない場所で保管します。
ダリアの分球
芽をつけて切り分ける
適期は3月ごろ。芽をつけた状態でハサミで切り分けます。
球根が発芽しない場合
芽が折れたり傷んでいたりすると発芽しません。傷がなく、芽がふくらんでいるものを選びましょう。
ダリアの豆知識
花の形は14種類に分類される
ダリアは中南米原産で、約400年前に発見されました。以降ヨーロッパを中心に盛んに品種改良が行われ、現在では園芸品種は3万種にのぼるといわれています。これらの園芸品種は花の形によって14種類に分類することができます。花形には、一重のシングル咲き、八重で花びらが外側に反転して筒状になっているカクタス咲き、一重で花びらが内側にねじれているオーキッド咲き(写真)などがあります。日本には19世紀にオランダ船によって伝えられたとされ、天竺牡丹(てんじくぼたん)とよばれて珍重されました。