クレマチス
豊富な花姿と自由な仕立て方が魅力です。
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● 水やりは土が乾いてからたっぷりやる
● 花後は必ず花がらを摘む
● 夏の直射日光は避ける
学 名 | Clematis |
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英 名 | leather flower、vase vine、Virgin's bower |
難易度 | 普通に育てられる |
原 産 | 北半球の温帯 |
分 類 | キンポウゲ科/つる性宿根草・低木 |
別 名 | テッセン、カザグルマ、レザーフラワー |
草 丈 | 200~600cm |
環 境 | 十分日のあたる屋外 |
増やし方 | 株分け・接ぎ木・挿し木 |
花言葉 | 美しい心 |
名前の由来 | ギリシャ語の「巻き上げ」「つる」に由来します。 |
クレマチスの特徴
クレマチスは花色、花形、花の大きさなど実に多種多様です。花色は紫、ピンク、白などのほか、花びらの縁が白くなるものなどもあります。花形は丸弁、剣弁など、大きさは小輪から大輪まで、咲き方には一季咲き、四季咲き、剪定すると四季咲きになるものなどがあります。
クレマチスの植えつけ
日あたりと風通しよく
適期は2月。5号鉢に1株をめやすに植えつけます。赤玉土の小粒6、腐葉土4を混ぜたものを用土とし、緩効性化成肥料を施します。日あたりと風通しのよい場所で管理しますが、夏は午前中のやわらかい日差しだけがあたるような場所に移動させます。庭植えの場合は、直径、深さとも30センチほどの穴を掘り、植えつけます。
クレマチスの剪定
花後必ず行う
花が咲き終わったら必ず花がらを摘みます。勢定は一季咲きの場合、伸びたつるを3分の2から2分の1ほど切りつめます。四季咲きの場合は、花が咲き終わった枝を2分の1ほど切りつめると、新芽が出て二番花が楽しめます。また、花期が終わった秋には、株の3分の1ほどを切り戻しておきます。
クレマチスの挿し芽
5~6月が適期
5~6月ごろ、2~3節ついた挿し穂の葉を取り除き、30分ほど水揚げしてから、赤玉土の小粒かバーミキュライトに挿します。
開花直前に急に枯れてしまった場合
立ち枯れ病だと考えられます。病気になった枝は処分します。枯れ葉や枯れ枝を焼却したり、1500倍に薄めたペンレートをかけるなどして予防します。
クレマチスの豆知識
日本人に親しまれてきたテッセンとカザグルマ
クレマチスの原種は世界に300種ほどあるといわれています。なかでも大輪系の園芸種を生みだした重要な種とされるのが、日本原産のカザグルマ、中国原産のラヌギノーサ、南ヨーロッパ原産のビチセラといわれています。日本では古くからクレマチスが栽培されてきましたが、日本で栽培されてきたのは中国原産のテッセンです。テッセンは室町時代ごろに中国から渡来したといわれています。日本原産のカザグルマは栽培の歴史は浅く、数十年前までは身近な草花として親しまれていました。