花図鑑

ゼラニウム

春から秋まで咲き続ける人気の花です。


ゼラニウム・写真1
ゼラニウム・写真2
ゼラニウム・写真3

※画像をクリックすると拡大します

栽培カレンダー・ゼラニウム
■開花期間が長い
■丈夫で育てやすい
栽培上のポイント

日当たりと風通しが良い場所で管理
水やりは表面が完全に乾いてから
開花期間中は肥料を忘れずに


学 名

Pelarbonium

英 名

Geranium

難易度

初心者でも育てやすい

原 産

南アフリカ

分 類

フウロソウ科/宿根草

別 名

ゼラニューム、テンジクアオイ(和名)

草 丈

20~50cm

環 境

日当たりのよい屋外

増やし方

種まき、挿し木

花言葉

安楽な生活

名前の由来

ゼラニウムは人工交配種群の総称です。

ゼラニウムの特徴

ゼラニウムは花期が長く栽培が容易なため、非常に人気の高い花です。花には一重咲きと八重咲きがあり、また、斑入り葉のものや、矮性のもの、葉が這うタイプのものなどバラエティーに富んでいます。日あたりと水はけのよい場所を好み、高温や多湿、霜には弱い性質です。

ゼラニウムの植えつけ

真夏は半日陰で管理

3~4月、または9月ごろ、よく枝分かれした首を選び、用土に緩効性化成肥料を加えた培養土に植えつけます。日あたりと風通しのよい場所で管理し、高温に弱いので真夏は半日陰で、冬は霜にあたらないよう軒下などに置きます。

ゼラニウムの水やり

表面が完全に乾いてから

乾燥に強く多湿には弱いので、水やりは表面が完全に乾いてから行います。

ゼラニウムの肥料

花期は肥料を忘れずに

開花期間中に、月1回の置き肥と月2回の液肥を施すと、花付きがよくなります。

ゼラニウムの切り戻し

切り戻した枝を挿し芽に

春の花が終わる6~7月ごろと、夏が終わった9~10月ごろに、伸びた枝を3分の1ほど残して切り戻します。この枝を挿し芽にして増やすことができます。

ゼラニウムの摘芯

わき芽が伸び株の形が整う

生育期間中にこまめに芯を摘むと、わき芽が伸びて株の形がよくなります。葉にボリュームが出てきたら、根も発育してきているので、大きめの鉢に植え替えます。

花や葉が灰色っぽくなった場合

灰色かび病です。風通しが悪いときに発生しやすいので、通気をよくし、殺菌剤のベンレートなどを散布します。

ゼラニウムの豆知識

ゼラニウムのさまざまな園芸品種

ゼラニウムはヨーロッパでさかんに品種改良が行われ、日本へは江戸時代末期に渡来しました。もっとも一般的なのが、葉が丸形のゾーナレタイプ。ほかに、葉がツタの葉に似たアイビーゼラニウムや、茎や葉に芳香がありハーブとして用いられるセンテッドゼラニウム、大輪の花が咲くペラルゴニウムなどがあります。なお、ゾーナレタイプの斑入り葉のものは、大正期以降に日本でさかんに作出されましたが、第二次大戦以降は栽培が減少しています。


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